水環境について解説します。

水環境

水環境は、私たちの生活において、決して無視することができない条件の一つです。私たちの社会は、河川・湖沼・海など多様な水環境に囲まれていますし、何といっても、人間は水なしでは生きられません。

 

水環境は、公共用水域においては、カドミウム、シアンなどといった人体に有害な物質に関してはほぼ環境基準を達成しています。しかし、地下水の水環境は芳しくなく、依然として水環境改善の努力が必要なのが現状です。

 

私たちが出す生活排水は、下水処理場で処理されて河川に流されています。また、工場から排出される水の水質も、今では基準値をクリアしています。しかし、過去の産物――水質に関する法規制が不十分だったり、水処理技術が未熟だったりした時代の排水が底質土に有害物質を蓄積させているという問題がクリアされていないため、これが今「底質汚染」として新たな水質汚染の原因となっています。

下水道と下水処理場

水環境を守るには、今や下水道および下水処理場の存在は不可欠です。

 

水環境における下水道・下水処理場の役割は、基本的には各家庭から排水を集めてキレイにした上で、公共用水域(「水質汚濁防止法」によって定められた、下水道以外の公共利用のための水域・水路・河川・湖沼・海など)に放流すること。これによって、さまざまな汚染物質・有害物質が水環境を破壊することが防げます。

 

下水処理場では、例えば、

 

・ゴミをろ過したり沈殿させたりして取り除く

・微生物の働きで水中のヨゴレを取り除く

・水質検査・消毒

 

といったようなことを排水に施してキレイにしています。各家庭から出た洗剤やし尿、油などで汚れた水も、これで水環境を汚すことなく河川や海などに還っていくことができます。

 

下水処理場についての詳細はこちら

http://www.city.kobe.jp/cityoffice/30/031/cont03.html

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