地震雲について解説します。

地震雲1

「地震雲」とは、地震の前兆と考えられる、独特の形状・様態の雲のことをいいます。地震(予知)研究家たちの観測の対象として、よくとりあげられています。

 

地震雲が発生する原因は、科学的にはっきりと解明されているわけではありませんが、仮説として考えられているのは、

 

1)まず地震が起きる直前に地中の岩盤に強い力が加わり、岩盤に亀裂が走り、電磁気が発生する。

2)その亀裂が生じた断層からプラスイオンが電磁気とともに上昇して、それらが空気中の水蒸気に伝わり、その影響で特殊な地震雲ができる

 

というものです。

 

地震雲にはいくつか種類がありますが、色が濃くて大きな地震雲が発生すると、規模の大きい地震の発生が予想されます。そして地震雲が発生してから数日で地震が起きることが多いといわれます。

 

一方、地震雲で地震予知はできないという意見もあるようです。地震雲と似ている雲(飛行機雲、雨の前兆雲)も多く、見分け方が難しいことも、その理由のひとつでしょう。

 

自然のもたらす大災害はいくつもありますが、大地震もそのひとつ。地震が予知できて被害を少なくできることは、重要なことですね。

地震雲2

地震雲は、地震が発生する時にできる特殊な雲のことをいいます。地震雲の中には、見るからに不気味なものもあれば、飛行機雲などと見分けにくいものもあります。

 

代表的な地震雲は次のとおりです。

 

・筋状(帯状)の地震雲

縦の筋状の地震雲は、飛行機雲と間違えやすいですが、飛行機雲はそれほど長く空にとどまってはいません。雲の進行方向の逆が震源方向で、雲の長さが地震の規模と推測できます。

横に筋状(放射状)の地震雲は、震源方向から広がるように移動します。雲の規模が大きければ地震の規模も大きいと推測されます。

 

・断層状の地震雲

空を二分するような、一目で異様さがわかる雲です。空と雲の境目がはっきりしているほど地震の規模が大きいといわれます。空一面に出れば大地震が予想されますが、低気圧接近中の雨雲や雨上がりの雲とも似ているので、注意が必要です。

 

・うろこ雲状の地震雲 うろこ雲はよくみかけるものですが、中には地震雲の場合もあるようです。

 

・波状地震雲 空の雲のかたまりが波状になっていたり、帯状の雲が波状になっていたりと、一目で不気味な空と感じるもので、見分けやすい地震雲です。

 

・竜巻状地震雲 竜巻状、竜のような形、蛇のような形の雲で、見るからに異様なため、地震雲と判断しやすいものです。阪神大震災の前に撮影されたものが有名です。

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